たいちの徒然日記たいちの徒然日記

元新聞記者むくぎ太一が
日々のできごとを
ホンネでつぶやきます

2023年11月15日(水)

【広島市議会建設委員会 県外視察第2日 熊本県・空港アクセス鉄道整備】広島市議会議員・むくぎ太一(椋木太一)

【広島市議会建設委員会 県外視察第2日 熊本県】

広島市議会建設委員会の県外視察は第2日の11月15日、熊本県で「阿蘇くまもと空港のアクセス鉄道」について学びました。

熊本県は今年7月、阿蘇くまもと空港のアクセス性向上を図るため、JR豊肥本線の肥後大津駅から同空港までを結ぶ鉄道を整備することを決定しました。

同空港へのアクセスは主にバス・自動車で、熊本市中心部にある熊本駅から約60分かかることから、アクセス性の向上が課題となっています。空港を核とした地方創りを目指した「大空港構想」や、2016年の熊本地震からの発展的復興といった考えに基づき、このほど、アクセス鉄道の整備を決めました。

広島空港も中心部と空港が軌道系で結ばれておらず、阿蘇くまもと空港と似た課題を抱えています。アクセス性向上は広島市のみならず、広域圏の課題であるにも関わらず、もはや棚上げ状態、臭い物に蓋状態となっています。

先日、山陽道上り線のトンネルで車両火災があり、長時間にわたり通行止めとなりました。リムジンバス等は大きな影響を受けたとみられます。これでは「定時性」が担保できず、広島へ来られる方々が心理的に二の足を踏むことになります。こうしたことは企業誘致などに大きなデメリットとなり、都市の発展に悪影響となるのです。

マイナス面は枚挙にいとまがありません。広島市や周辺部の将来を見据えた場合、この問題にメスを入れなければ、間違いなく”一人負け”となるでしょう。私は「今がよければいい」「自分さえよければいい」とは考えません。だからこそ、俎上に上げるのです。

各地の空港のアクセス状況を示した図

空港アクセス線の路線イメージ

熊本県で説明を受ける建設委員