たいちの徒然日記たいちの徒然日記

元新聞記者むくぎ太一が
日々のできごとを
ホンネでつぶやきます

2020年04月21日(火)

広島市における新型コロナウイルス発生状況等 厚生委員会 広島市議会議員・むくぎ太一(椋木太一) 

こんにちは、広島市議会議員(安佐南区、自由民主党)・むくぎ太一(椋木太一)です。

広島市議会の厚生委員会が4月21日に開かれました。この日は、新型コロナウイルス感染症の感染者発生状況等の報告があり、この件に関連して質疑をしました。

広島市での新型コロナウイルスの感染者の確認数は、4月21日現在で66人です。うち、10人がすでに退院しています。各区の保健センターと本庁健康推進課に設置されている相談窓口への相談件数は17765件(4月19日現在)です。また、衛生研究所(西区商工センター内)に1月30日検査体制を整備して以降、4月19日までに1521件の検査を実施していることが明らかになりました。同検査は3台のPCR装置で1日平均60件処理しているということです。市は、1日80件まで対応可能ということも示しています。今後、感染拡大に伴い検査数の増大が見込まれる場合、県や他県にも検査を依頼することを予定しています。

質疑において、私は保育園への対応について質問し、要望を述べさせていただきました。広島市の市立学校(幼稚園、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校)は4月15日から順次、臨時休校となっています。保育園はこの措置の対象外となっており、「保育園も休園にしてほしい」という広島市民、国民の皆様からの声が多く寄せられていました。子どもたちが感染する危険性を考えると、そうした声や心情は理解できます。実際、4月に入り、保育園児10数人が一団となってお散歩している光景を何度も目にしています。これは「クラスター予備軍」ともいえる状態で、危険性を感じずにはいられませんでした。一方、保育園は保護者が働いている家庭の子どもたちを預かるという役割を担っており、一斉に休園にすることはなかなか難しいことだということも理解しています。そこで、市当局に対して、保育園についても、できる限りの休園措置と休園に伴う各家庭へのケア、預けている園児に対しては、厳重な感染予防対策を打っていただくことを要望いたしました。保育園においてクラスターが発生してからでは遅いのです。幼い小さな命を守るためにも、注視して参ります。

また、広島市での医療態勢についての質問も出ました。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、医療機関に受診希望者が殺到して機能不全に陥る「医療崩壊」への懸念が出ています。この日、市当局から空きベッド数等の具体的な数字は提示されませんでしたが、各医療機関との連携等で「医療崩壊」は回避できる旨の回答がありましたのでご報告いたします。

女優の岡江久美子さんが4月23日、新型コロナウイルスによる肺炎のため、63歳でお亡くなりになりました。報道などによると、ご病気のため免疫力の低下が指摘されています。新型コロナウイルスについては国や自治体による対策もありますが、なにより、手洗いやマスク着用を心がけたり、人込みを極力避けたりするといった個々人の日ごろからの注意が大事になります。まだまだ先の見えない戦いではありますが、一致団結して対峙していきましょう。

厚生委員会資料