消防団員確保へ 勤務先や通学先での入団促進を 広島市議会議員・むくぎ太一(椋木太一)
こんにちは、広島市議会議員(安佐南区、自由民主党)・むくぎ太一(椋木太一)です。
全国的に消防団員の確保が課題となっています。先日、団員確保のため、総務省消防庁が報酬アップを検討するという報道を目にしました。現役の消防団員という立場から申しますと、報酬がアップすることは歓迎ですが、それが団員確保に結び付くかと言うと、必ずしも肯定しにくいと思います。
なぜなら、大半の消防団員は、その報酬で生計をたてているわけではないからです。そもそも、一般団員の報酬は年3万円程度で、生活が成り立つはずもありません。ですので、報酬増額が入団の動機付けになりにくいと申し上げているわけです。
そこで提案したいのが、勤務先や通学先の消防団に加入を促すなど、日頃から活動しやすいように仕組みを変えることです。この点は、昨年の広島市予算特別委員会で質問・提案しています。
実際、災害現場に行くなどしないと消防団活動は見えにくいものです。私の古巣ではない某全国紙がこのところ、消防団を標的にした記事を出してきてまして、現役消防団員の私としては少々、腹に据えかねてましたので、今後は消防団をアピールし、少しでも団員確保に結び付けていければと思います。