大阪ビル放火 広島市消防局が緊急点検開始 広島市議会議員・むくぎ太一(椋木太一)
【大阪ビル放火 広島市消防局が緊急点検】
大阪市北区のクリニックで起きた放火殺人事件を受け、広島市消防局は12月22日、管内の雑居ビルの点検を始めました。
これは、総務省消防庁が12月19日に各都道府県知事を通じ、類似の雑居ビルの消防設備などを緊急に点検するよう要請していたことによるものです。
今回の緊急点検の対象となる建物は、避難階段が1か所しかない3階建て以上もしくは地下がある構造で、不特定多数の利用者がいるものです。
点検対象のビルは、広島市消防局の管内(広島市、府中町、海田町など安芸郡3町、安芸太田町、廿日市市吉和地区)で791棟。うち、広島市内では772棟となっています。
点検では、出入口などに避難を阻害する物がないかどうか、防火扉の開閉に支障をきたす物が置いていないかなどを重点的に見ています。広島市消防局によりますと、点検は今年度内に終える予定となっています。
大阪ビル放火事件では、25人の尊い命が奪われました。改めて、心より哀悼の意を捧げたいと思います。