【広島県コロナ 週間集計(2月7~13日)】 広島市議会議員・むくぎ太一(椋木太一)
【広島県コロナ 週間集計(2月7~13日)】
広島県の新型コロナの集計を主に症状別割合でお示しします。
<ポイント>
・無症状・軽症が97.9%
・中等症57人(全体の0.9%)のうち、70歳代以上が77.1%(44人)
・重症者1人(全体の0.015%)は70歳代
広島県に「まん延防止等重点措置」が適用されて、2か月目に入っています。1月7日の適用決定当初から、症状別の割合は大きな変化がありません。無症状8~10%、軽症85~90%、中等症1%前後、重症1週間で1人程度となっています。
中等症や重症の全体に対する割合は、70歳代以上が多数を占めています。一方、未就学児や児童生徒が含まれる10代未満から10代は、中等症が2例だけです。これらのことも、先月から続いている傾向です。やはり、新型コロナウイルス対策は、70歳代以上をケアすることに重点を置くべきだと思うのです。
ところで、「まん延防止等重点措置」は、飲食店の活動を大幅に制限するものです。広島県では酒の提供もできません。上述のとおり、新型コロナウイルス対策でケアすべき年代は70歳代以上ですが、酒を提供する飲食店にとって、メインターゲットが70歳代以上だとは思えません。つまり、「まん延防止等重点措置」はピントがずれた対処だと申し上げざるを得ないのです。
言うまでもなく、「まん延防止等重点措置」は社会的・経済的に大きな制限を伴うものです。こうした制限と期待される効果とのバランスが取れているとは言い難いことからも、可及的に速やかに見直すべきなのです。
また、国はオミクロン株の特性に合わせた対応を検討するということです。"コロナ禍"の出口に到達する方法や道筋は多くの国民には見えています。国民を侮ってならないのです。
広島県コロナまとめ(2月7日~13日)