たいちの徒然日記たいちの徒然日記

元新聞記者むくぎ太一が
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2023年12月15日(金)

【「原爆の子の像」の折り鶴を再利用し、国旗モチーフの”平和千羽鶴” 発売へ 12月17日@本通「長崎屋」前】広島市議会議員・むくぎ太一(椋木太一)

【「原爆の子の像」の折り鶴を再利用し、国旗モチーフの”平和千羽鶴” 発売へ 12月17日@本通「長崎屋」前】

平和記念公園内の「原爆の子の像」に捧げられた折り鶴を再利用し、国旗の配色に見立てた”平和千羽鶴”が、12月17日午前10時から、広島市中区本通の「長崎屋」さん前で初売りされることになりました。

この”平和千羽鶴”には、二つのポイントがあります。一つ目が、「原爆の子の像」に捧げられた折り鶴を100%再利用していることです。

現在、国内外から寄せられた千羽鶴は記念公園内で展示された後、広島市が倉庫で保管しています。全体で年間1千万羽、1トンに上ります。スペースに限りがあり、名刺などにリサイクルされるほかは処分されています。

それであれば、国内外からの恒久平和を希求する心をつなぎ直して多くの人へ届けようと、”平和千羽鶴”の形にしたのです。

二つ目が、”平和千羽鶴”の作成者が、広島市内の就労支援作業所の利用者ということです。就労継続支援B型は労働単価が低いことが全国的な課題です。”平和千羽鶴”には、恒久平和希求という付加価値によって労働単価を上げ、利用者の自立を後押ししたいという意図もあるのです。

”平和千羽鶴”は、「原爆の子の像」に吊るされている折り鶴を広島市からいただいた後、色ごとに分け、国旗に使われている色の折り鶴を糸に通したものとなっています。ウクライナや米独仏、台湾、韓国など9か国・地域のもので、1本980円で販売予定です。

今回は初めての店頭販売で混乱を回避するため、”平和千羽鶴”の発案者の瀧本さんが販売作業を行います。その後、販売手順などを整えた上で、作業者が作成から販売まで手掛ける流れを確立し、おりづるタワー内での常設販売を目指しています。

最後になりましたが、ご協力いただいた、広島市平和推進課(被爆体験継承担当)ならびに、広島市健康福祉部の担当課の皆様には、心より感謝申し上げます。

「原爆の子の像」の折り鶴で作られた、国旗をイメージした千羽鶴