たいちの徒然日記たいちの徒然日記

元新聞記者むくぎ太一が
日々のできごとを
ホンネでつぶやきます

2019年07月23日(火)

原爆養護ホーム慰問。使命を再認識しました

こんにちは、広島市議会議員(安佐南区)のむくぎ太一(椋木太一)です。

本日23日、広島市議団の一員として広島市内の原爆養護ホームを慰問のため訪れ、被爆者の方々と交流させていただきました。
同園の入所者数は99人、平均年齢は約86歳です。しかし、原爆養護ホームは基本的に、比較的お元気な被爆者の皆様が利用される施設ということもあって、満面の笑みと大きな拍手で私たちを出迎えていただき、こちらが逆に元気をもらいました。

その明るさの一方、被爆者の皆様の多くは、自らの体験をあまり語ろうとはしません。想像を絶する、あまりにも過酷な経験がそうさせているのだと思います。被爆者だった私の祖母も、生前ほとんど語ってくれることはありませんでした。もう、祖母の口から話をきくことはできません。悔やんでも悔やみきれない思いでいっぱいです。

今の広島市があるのは、焼け野原から立ち上がった被爆者の皆様のおかげです。「草木が生えることはない」と言われていた広島の地で生きていられるのは、あの日から今まであきらめずに歯を食いしばって生き抜いてこられた被爆者の皆様のおかげです。これは、まぎれもない事実です。この日、花束の贈呈後などに、広島原爆養護ホームを利用されている被爆者の方々と握手をさせていただきました。「たのむね」――。その手の温かさとともに、そんな思いも私の手にしっかりと伝わってきました。被爆者の皆様、天国にいる祖母の願いを繋いでいくことが、広島市議会議員となった私の使命・任務なのだと、改めて胸に刻みました。

もうじき、今年も「8月6日」がやってきます。100年後も当たり前のように「8月6日」を迎えられるますよう、精進してまいります。

被爆者の女性に花束を贈呈