新型コロナワクチン接種 医療従事者確保へ支援を 広島市議会議員・むくぎ太一(椋木太一)
【ワクチン接種の課題「医療従事者の確保」】
広島市は、新型コロナウイルスの高齢者向けワクチン接種は10月初旬までを見込んでいます。
政府目標は7月末までの完了ですが、現状のままでは不可能となります。接種対象が32万人という人口規模ゆえ、集団会場を多数確保することが難しいこと、また、接種に携わる医療従事者の確保がネックとなっていることが、主な要因となっています。
ワクチン接種のために新たな会場を作ることは現実的ではありません。個別接種に協力いただける医療機関を増やすことが打開策となります。そのためには、接種に対する医療従事者へのインセンティブが必要となります。
国はこのあたりの事情を理解いただき、早めの対処を求めたいと思います。広島市に限らず、100万人規模の大都市は同じような課題を抱えているはずです。
このように、医療資源をワクチン接種に集中投下すべき時に、感染拡大防止効果など期待できない「大規模PCR検査」で労力を分散させることなど、もってのほかなのです。
広島市のワクチン接種日程