広島県56万大規模PCR検査 検査数増で体制混乱 一時中止 広島市議会議員・むくぎ太一(椋木太一)
【「広島県56万人大規模PCR検査」 検査数増で現場大混乱】
5月13日現在、薬局での検査キット配布・回収を中止しています。検査数の増加で検査体制に負荷がかかり、回らなく恐れが生じているのです。つまり、本来検査すべき有症状者や濃厚接触者らへの検査にしわ寄せが出かねないということです。
県の専門員会議は、このたびの集中対策実施にあたり、「事業所への検査は、有症状者や濃厚接触者らの検査体制を強化した上で実施すべきだ」と指摘していました。今回の措置は、この予言がマイナスの意味で的中したことになります。
なお、広島市と福山市の事業所従業員約56万人を対象にした大規模PCR検査は、予約が集中したために処理ができなくなり、13日現在、予約を中止しています。
事業所の検査予定が停滞したり、検査キットの無料配布・回収が止まっていることが問題なのではありません。
予約段階でこのドタドタぶりです。現場の混乱っぷりは目に浮かびます。その分、本来投入すべき人力や費用が浪費されています。このことが、本質的な問題なのです。
広島県による事業所PCR検査を呼びかけるチラシ