【広島市議会予算特別委員会<建設・下祇園駅再整備>質疑要旨】広島市議会議員・むくぎ太一(椋木太一)
【広島市議会予算特別委員会<建設・下祇園駅再整備>質疑要旨】
広島市議会の予算特別委員会は7日の総務関係質疑で全6分野での質疑が終了しました。
このたびの予算特別委員会で、私は「文教」「厚生」「建設」の3分野で登壇しました。
「建設」の質疑要旨をお伝えします。
質問の趣旨:JR下祇園駅で東西をつなぐ自由通路整備や東西の新駅舎建設、西口駅前広場の新設など総合的な再整備が進んでいます。再整備事業は、この街に暮らす人々や訪れる人々のためにあり、街づくりの観点から、周辺住民や駅利用者らに再整備事業の情報の周知徹底をした上でコミュニケーションを図る必要性があります。しかし、下祇園駅西側の一帯は町内会・自治会がなく、行政と住民との意思疎通が難しい状況になっています。そこで、こうした現状を広島市に認識してもらうとともに、コミュニケーションの促進を図るため、質問として取りあげました。
Q:下祇園駅再整備事業の概要を教えてほしい。
A:下祇園駅西側は近年、大型商業施設ができたり、住宅開発が進んだりして、駅利用者が可部線で最も多くなっている。しかし、駅改札が東側にしかないため、歩道がなく狭い踏切(祇園踏切)を渡らざるをえず、危険な状況になっている。このため、東口と西口を結ぶ高架(自由通路)、東西駅舎、西口駅前広場、駅前広場から西側に延びるアクセス道路(250メートル)を新設し、利便性や安全性の向上を図る。
Q:「自由通路」「駅改良」「アクセス道路用地取得」の進捗状況を教えてほしい。また、2023年度はどういったことを行うのかも併せて教えてほしい。
A:「自由通路」は、2022年度末に鉄骨工事が完了予定。2023年度は外壁、内装工事のほか、東西のエレベーター(計2基)の工事を行う。「駅改良」は、2022年度末にはホームの築造が完了見込み。2023年度は、駅舎の外壁や内装、多目的トイレの工事などを行う。「アクセス道路用地取得率」は、2022年度末で面積ベースで53%となる見込みで、2023年度も用地取得を進める。
Q:「自由通路」「アクセス道路」「西口駅前広場」「東西駅舎」、それぞれの利用開始時期を教えてほしい。
A:「自由通路」「東西駅舎」は、2023年度末(2024年春)の利用開始を予定している。「西口駅前広場」は、2025年度半ばの利用開始を予定している。「アクセス道路」は、2026年度末(2027年春)を目指している。
最後に、周辺住民や駅利用者や希望者を対象にした「事業説明会」や「現場見学会」の早期開催を強く要望しました。結果、「事業説明会」は、4月16、17日、「現場説明会」は4月22日に開催することとなりました。