【広島市議会予算特別委員会<厚生・高齢者支え合い>質疑要旨】広島市議会議員・むくぎ太一(椋木太一)
【広島市議会予算特別委員会<厚生・高齢者支え合い>質疑要旨】
広島市議会の予算特別委員会は7日の総務関係質疑で全6分野での質疑が終了しました。
このたびの予算特別委員会で、私は「文教」「厚生」「建設」の3分野で登壇しました。
「厚生」の質疑要旨をお伝えします。
1)高齢者が地域で安心に暮らすための支援
(1)高齢者支え合い事業について
質問の趣旨:新型コロナの影響もあり、人間関係の希薄化に拍車がかかっている。重病化が懸念された高齢者はその傾向が顕著で、社会的孤立が加速していることに危惧している。地域で「高齢者支え合い事業」に関わることになった。地域コミュニティ再生・活性化の観点から、この事業をより効果のあるものにしたいと思い取り上げた。
Q:高齢者支え合い事業の趣旨を
A:小学校区をベースに、これまで個別に行ってきた見守り活動をネットワーク化し、情報の共有・一元化を図り、地域全体で高齢者を見守るもの。地域住民らが協力員として見守りを希望する高齢者の自宅を訪問したりあいさつや声かけを行っている。
Q:高齢者支え合い事業に参加している地区はどのくらいあるのか。
A:おおむね小学校区の125地区で行われている。
Q:見守り希望者や協力員はどのくらいいるのか。また、見守られている高齢者の声を教えてほしい。
A:2022年9月現在、見守り希望者は7090人、協力員は4196人となっている。「登録してよかった」「安心できる」といった声がある。
Q:高齢者支え合い事業の好事例は。好事例を取りまとめ啓発や普及につなげられないか
A:郵便物が入ったままになっていることに気付き、包括支援センターにつなぐといったゆるやかな見守りの事例もある。好事例をパンフレットにまとめ、普及・啓発に努める。
Q:高齢者支え合い事業のネットワークが未構築の地区に、他地区の運営委員を講師として派遣するなどして参加を促進できないか。
A:未実施の地区に活動に携わっている方々を招き、生の声を届ける機会を設けるなどして参加促進をしていく。