【消防団 消防操法大会へ】広島市議会議員・むくぎ太一(椋木太一)
【消防団 消防操法大会へ】
消防団活動の一つに、「消防操法大会」への出場があります。
これは、消防団員が災害出動時に、迅速、確実かつ安全に消防器具を操作することができるよう、取り扱い技術を競うものです。安佐南区内の各消防団は現在、6月4日の大会に向けて訓練に励んでいます。
近年、競技内容が「実戦的ではない」「練習の負担が大きい」といった批判があり、消防団員確保のネックとなっているとも指摘されています。
競技の様子の動画などを見ていただけたら分かりますが、実際使わないような細かな動きを要求されますし、現場で見かけないような器具も登場します。操法の訓練が災害現場で実効性があるかどうかは、判断が分かれるところでしょう。
消防団は、災害という非日常で動けることを求められる組織ですので、規律や統制といった要素は必須といえます。数人一組で競う操法では機敏で統制の取れた動きが求められます。また、チームメートが息を合わせることも必要となります。こうした動きを繰り返し行うことで、組織として練度が高まるという効果は、見逃せないところです。
とはいえ、競技内容をより実戦的にすることは必要だと思います。実際、広島市消防局は操法の方向性を検討中です。消防団に加入することが、市民の皆様の安全・安心の向上に直接的に寄与できるようなものになればと思っています。
今は少し立場の弱い「操法」ですが、温かい目で見守っていただけたらと幸いです。
安佐南消防団・祇園分団のTシャツ