【広島サッカースタジアムで”落書き”行為 G大阪が報告】広島市議会議員・むくぎ太一(椋木太一)
【広島サッカースタジアムで”落書き”行為 G大阪が報告】
サッカーJ1・G大阪は2月18日、広島の新スタジアムで2月10日に行われたこけら落とし後、スタジアムのトイレに落書きがあったことを明らかにしました。
サッカー専門のネットニュースがいち早く報じ、在広メディアも”追っかけ”る状況となっています。
落書きが許されないことは言うまでもありません。関係当局に対応を任せたいと思います。
私が引っ掛かっているのは、この第1報が、こけら落としに招待されたG大阪が発したということです。サッカースタジアムの設置者は広島市であり、管理責任は広島市にあります。公共施設が落書きで棄損されているわけですから、第1報は広島市が発表することが求められます。しかし、広島市やスタジアムのホームページをあちこち見ましたが、落書きに関する情報は見当たりませんでした。
さらに憂慮すべきは、落書きがこけら落としから8日も経って表面化したということです。上述の通り、第1報はG大阪からですから、広島市が”臭い物に蓋”をしたと受け取られても致し方ありません。仮に、事案を把握していないということであれば、より事態は深刻なものになります。
「多くの観客が集まった」「スタジアムの評判がいい」といった自分たちに都合のいいことは誰でも伝えられます。一方で、対処が難しい事案こそ積極的に情報を開示し、市民と問題意識を共有することで問題解決に近づくのです。
今回は落書きということでしたが、事故であればこれでは済みません。たかが情報と侮ることなかれ。情報は危機管理の肝要だと認識してほしいのです。