活動報告

2020年01月06日(月)

2019年12月定例会一般質問③「感染症予防について」

2020年東京オリンピック・パラリンピックを見据えた、広島市の感染症予防対策についてです。
今年は全国的にインフルエンザの流行が早まっているという報道を見聞きしました。その一因として、この秋、ラグビーワールドカップが日本で開催されたことにより、海外からインフルエンザウイルスが入ってきたことが挙げられていました。特に、日本と季節が逆の南半球からの来日客が感染していたことが、拡大した要因にあるとも指摘されていました。全国各地で試合を観戦したのち、あちらこちらの観光地に立ち寄ることで、全国的に広がったと考えられるというのです。

広島市では、ラグビーワールドカップは予選・決勝トーナメントともに試合は行われませんでしたが、感染症の拡大の渦に巻き込まれる可能性はあるということだと思います。どういうことかと説明しますと、国際平和文化都市を標榜する広島市には世界遺産である原爆ドームなどがあり、海外の人々は非常に高い関心を抱いています。実際、ラグビーワールドカップの大会終了後も、ニュージーランド・オールブラックスのジャージーや、オーストラリア・ワラビーズのジャージーを着た観光客らを大勢、目にしました。

来年7月から秋にかけて、東京を中心にオリンピック・パラリンピックが開催されます。世界最大のスポーツイベントであるオリンピック・パラリンピックですから、今回のラグビーワールドカップよりも参加国・地域は多岐にわたりますし、選手団、訪日客も増えることは間違いありません。日本においては真夏の開催ということは、南半球では真冬ということになります。今回のラグビーワールドカップと同じようなシチュエーションで、イベント規模が大きいのですから、感染症予防は、これまで以上に必要になるのではないかと思います。

①そこでお尋ねいたします。東京オリンピック・パラリンピック開催期間中に、警戒が必要な感染症は何でしょうか。また、その対策についてどのように考えているのかお答えください。