若者と投票率
こんばんは、2019年広島市議選(安佐南区)に出馬を目指しているむくぎ太一です。
11月4日に安佐南区民文化センターで開かれた「第39回 安佐南区民まつり」におじゃましてきました。
まず、一番驚いたのが人手の多さ。中でも、子連れの若い家族が想像以上に足を運んでいて、とても活気のある催しとなっていました。
安佐南区は広島市だけでなく、全国でも屈指の若者の多い地区です。若者といっても、大学生など単身者ではなく、家族連れが多いのが特徴です。すなわち、子育て真っ最中の世代が多く集う地区と言えます。
とはいうものの、この世代の市議会選挙での投票率は、なかなか厳しいものがあります。全体では45パーセント程度ですが、これは単に、高齢者層が押し上げているだけで、子育て世代のそれは、おおむね20~30パーセント台といったところです。
これには、様々な要因が挙げられるでしょう。私が思うに、まず、安佐南区の現役市議会議員(10人)は平均年齢66歳超と高齢化が著しく、子育て世代がはなからあきらめムードにあることがあります。さらには、若い世代、特に何の後ろ盾もない会社員が選挙に打って出るにはあまりにもリスクが大きすぎることが追い打ちをかけているように思います。だからこそ、「高齢者が多くて子育てなどの政策の優先順位が低い」→「選挙に行ってもムダだ」→「シルバーデモクラシーの加速」→「若者たちがますます選挙に関心をなくす」という悪循環をたどっているのです。ここで、見誤ってはいけないのが、子育て世代や若い世代が政治や地域のことに無関心だから投票にいかないということでは決してないということです。地域の催しに多くの若い世代が子供連れで足を運んでいることこそ、地域との結びつきを拒んではいないという証だからです。
安佐南区民まつりに参加し、2歳児を育てている父親として、サラリーマン出身の政治家志望者として、若い世代、子育てに励んでいる世代の声を広島市政に届けねば、と強く意識させられる一日となりました。