たいちの徒然日記たいちの徒然日記

元新聞記者むくぎ太一が
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ホンネでつぶやきます

2020年10月08日(木)

静岡・川勝知事の「教養レベル」発言に耳を疑う 広島市議会議員・むくぎ太一(椋木太一)

こんにちは、広島市議会議員(安佐南区、自由民主党)・むくぎ太一(椋木太一)です。

【「菅総理の教養レベルが露見」静岡・川勝平太知事の発言に批判相次ぐ】

日本学術会議の任命拒否に関し、静岡県の川勝平太知事が記者会見で、菅義偉総理について「教養レベルが露見」、「単位を取るために大学に行った」などと、菅総理の人格否定とも取れる発言をしました。

大辞泉など複数の辞典を引くと、「教養」はたんに知識のことではなく、その蓄積による精神的な豊かさなどを示すものとあります。そういった側面から見ても、これらの一連の発言は、「教養」や「学問の自由」の本質を語る以前のレベルのものだと思います。

また、川勝知事は早稲田大学政治経済学部、同大院などを経て研究の道へ進み、早大教授(政治経済学部)を務められています。上述の発言を報ずるニュース等で川勝知事のこれらの経歴が紹介される際、早稲田大学の名が出るたび、早大OBとして大変申し訳なく、忸怩たる思いになります。

余談ですが、私は早大時代、川勝教授の「日本経済史」を受講しました。実は、政経学部生の間では、単位が取りやすい科目として認識されていました。ですので、「学問の自由が~」と、さも学者代表のように菅総理に噛みつかれても、いまいちピンとこないのです。