広島市議会12月定例会一般質問②「コロナ禍の学習状況」 広島市議会議員・むくぎ太一(椋木太一)
こんにちは、広島市議会議員(安佐南区、自由民主党)・むくぎ太一(椋木太一)です。
広島市議会12月定例会で、一般質問に立たせていただきました。昨年の6月、12月定例会での一般質問に続き、3度目の登壇となりました。
今回は、①「特別自治市」②新型コロナウイルス禍における広島市立学校の学習状況について③地域猫活動④児童相談所⑤町内会・自治会の加入促進ーーの5つのテーマで広島市当局の見解をうかがっています。
それぞれの質問項目の要旨と答弁を詳報します。ぜひご参考ください。
「新型コロナウイルス禍における広島市立学校の学習状況について」
Q&A
(1)年度当初の新型コロナウイルス感染症に伴う一斉臨時休校の影響で、児童生徒の学習に遅れは出ないのか?
→ 今年4月15日から5月31日まで、すべての広島市立学校で一斉臨時休校としました。その間の授業日数は29日でした。この分について、夏休みの短縮で17日、冬休みの短縮で4日、残り8日分は学校行事の縮減、時間割の工夫などで対応することを基本方針としていました。12月9日現在、こうした取り組みで、年度当初の授業日数不足は解消できる見込みです。
(2)今後、臨時休校の措置を取った場合、どのように今年度の学習を終えるのか?
→ 7月から12月8日まで、臨時休校措置を取った市立学校15校のうち、計画通りに授業ができなかった学校は11校で、不足授業時間は平均11時間、約2日分でした。年間の授業計画で対応可能です。
仮に、臨時休校が長期化した状況には、1日あたりの授業時間を増やしたり、土曜日に授業をしたりすることを検討します。最終学年(小6、中3)以外については、学習内容を次年度に移すことも可能ですが、そうならないよう、感染防止対策の徹底に努めます。
(3)広島市におけるタブレット端末の納入状況は?また、今後の納入見込みは?
→ 今年11月末現在で、約1万4千台の納品です。年度内に全10万4千台の納品を受けます。
(4)臨時休校や、濃厚接触者となって登校できないケースでのタブレット端末の活用例は?
→ 臨時休校の措置は長くて3日間で、この間は、プリントなどで家庭学習をしています。濃厚接触者は2週間の出席停止となりますが、タブレット端末などを貸出し、ネットで双方向ツールを活用し、授業配信や児童生徒同士の意見交換などを行った事例があります。
(5)新型コロナウイルス感染症によって臨時休校になった学校の児童生徒への心のケアはどうなっているのか?また、いわれのないいじめや誹謗中傷を生まないための取り組みは?
→ スクールカウンセラーに相談できる体制をとっています。校長OBなどを当該校に派遣し、見守り体制を強化しています。
一般質問するむくぎ太一