たいちの徒然日記たいちの徒然日記

元新聞記者むくぎ太一が
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2020年12月09日(水)

広島市議会12月定例会一般質問③「地域猫活動」 参加主体見直しへ 広島市議会議員・むくぎ太一

こんにちは、広島市議会議員(安佐南区、自由民主党)・むくぎ太一(椋木太一)です。

広島市議会12月定例会で一般質問をしました。昨年6月、12月定例会に続き3度目となる今回は、①「特別自治市」への取り組み②コロナ禍の市立学校の学習進捗状況③「地域猫活動」の改善案④児童相談所の夜間・休日体制の強化⑤町内会・自治会の加入促進――の5テーマを取り上げました。

そのうち、「地域猫活動」の質問要旨と広島市の答弁を詳報します。

<質問要旨>
私が会長を務める祇園地区の連合町内会では、2020年11月から広島市の「地域猫活動」に取り組んでいます。この事業には、住む地域によって、地域猫活動のサービスを受けられる人と、受けられない人が存在してしまうという課題があります。原因は、地禍域猫活動への参加申請の主体が、町内会・自治会に限られていることにあります。

このことにより、町内会・自治会がない、あるいは、活動実態がないという地域の住民は、地域猫活動に参加できない、あるいは、参加が困難になってしまうのです。大規模な町内会・自治会では、地域猫活動への参加の同意が得られにくいといった問題も生じています。

個人での参加申請は受け付けていませんので、こうした地域では、目前の野良猫を放っておくか、個人が自腹で去勢・避妊手術をさせているという現実があります。すべての広島市民が受けられるはずの行政サービスでありながら、善意の個人が数万円という手術費を負担することは、明らかな制度上の欠陥といえます。

Q(1)町内会・自治会に限定している参加申請の主体を見直し、NPO法人やボランティア団体などにも門戸を広げるべきではないでしょうか?また、動物病院やNPO法人等に手術を委託するなり、補助金を出すなり、民間等にも受け入れ先を広げるべきです。Q(2)広島市の獣医師会にも働きかけるべきではないでしょうか?

地域猫活動に関して、動物管理センターの担当獣医師は1人で、年間1000頭の手術をしています。門戸を広げると手術数が増え、いずれ限界がきます。

Q(3)広島市の担当獣医師を増やすべきではないでしょうか?地域猫活動に取り組む上で、餌代などは大きな負担です。Q(4)参加している町内会・自治会にエサ代等の補助を検討すべきではないでしょうか?

<広島市答弁要旨> 
Q(1)(2)餌やりやトイレの管理などを継続してできるグループ等に対象を広げることや、NPO法人等に手術費を補助することなど、獣医師会などと協議の上、地域猫活動の事業制度を見直します。

Q(3)地域猫活動への参加が増え、去勢・避妊手術は1か月待ちの状態です。こうした状態を解消するため、獣医師の派遣など獣医師会との連携を図ります。

Q(4)餌代など運営上の課題について実態を確認します。

一般質問するむくぎ太一