たいちの徒然日記たいちの徒然日記

元新聞記者むくぎ太一が
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2022年04月09日(土)

コロナ「2類相当→5類」指定に見直しへ、岸田首相が決断 ダイヤモンド社報道 広島市議会議員・むくぎ太一(椋木太一)

【コロナ「2類相当→5類」指定に見直しへ、岸田首相が決断 ダイヤモンド社報道】

岸田文雄首相が、新型コロナウイルス感染症の法的位置付けを現在の「2類相当」から季節性インフルエンザと同じ「5類」に見直す方向に入ったと報じられました。

ビジネス系出版社「ダイヤモンド社」が4月9日、同社サイトで「独自ニュース」として流したものです。私は昨年来、この感染症を「2類相当」の扱いにし続けていることが諸悪の根源であり、重症化率などを踏まえて、現実に則した5類以下への変更を主張してきました。それだけに、「ようやくか」というのが率直な感想です。

新型コロナウイルス感染症は法的に「2類相当」に位置付けられていることから様々な制約が生じ、保健所や公的医療機関が圧迫されています。また、エボラ出血熱と同じ「1類」に類似した、”過剰”ともいえる措置も必要となり、国民生活に多大な負担を強いる要因の一つとなっています。

そのような状況を踏まえ、今年1月3日付読売新聞政治面で、安倍晋三・元首相が「5類への変更」に言及されました。あいにく、その後の「第6波」によって、この議論はたなざらしになっています。ここにきて、前向きなニュースが別媒体から出てくることは、大きな変化だと思います。

ダイヤモンド社の記事によると、「今夏の参院選後に感染症法上の位置づけを見直したい考え」ということですが、正直なところ、これではスピード感が足りないと言わざるを得ません。デルタ株からオミクロン株への変異で重症化は低くなっていると見られています。1月から3月にかけて、広島県のデータをお伝えしてきましたが、それも同様の傾向を示しています。岸田首相はこれまで、新型コロナウイルス感染症の類型見直しについて、状況に応じて見極めるという趣旨のコメントをされていますし、ウイルスが変異しながら弱毒化するのは自明の理なのですから、なおのこと、可及的速やかに変更を進めるべきだと思うからです。

一方で、新聞やテレビ等では”第7波”というフレーズが出つつあります。また、「感染力が増している」という扇動ワードで変更に反対することも予想されます。「ゼロコロナ」などありえませんし、そこをゴールに設定してしまっては、”コロナ禍”は永遠に終わりません。国民の多くは終焉を心待ちにしております。「5類への変更」は必ずや大きな国益につながります。ここで決断することこそ、真のリーダーです。どうぞよろしくお願いいたします。