たいちの徒然日記たいちの徒然日記

元新聞記者むくぎ太一が
日々のできごとを
ホンネでつぶやきます

2023年08月24日(木)

【 北海道視察第2日「札幌市図書・情報館」】広島市議会議員・むくぎ太一(椋木太一)

【広島市議会「自民党・市民クラブ」 北海道視察第2日「札幌市図書・情報館」】
広島市議会の最大会派「自民党・市民クラブ」(14人、山田春男会長)の北海道視察第2日となる8月24日午前、「札幌市図書・情報館」へ伺いました。

広島市では、中央図書館の広島駅南口への移転計画に伴い、図書館への関心が高まっています。図書館に限らず、大型施設は作ることが目的ではなく、利用される市民の皆様の効用(満足度)を最大化することが本来の目的です。

特に、中央図書館は既存施設であるエールエールA館に移転予定ですから、外観で勝負するのではなく、内面(ソフト面)での勝負が求められます。文化的精神を醸成するには、これまでにない図書館をつくることが重視されてくるといえます。

今回視察した「札幌市図書・情報館」はまさに、既成概念にとらわれない施設として全国から注目を集めており、広島市の新中央図書館やこれからの図書館行政の将来像を描くため、うってつけの視察先として考えたわけです。

「札幌市図書・情報館」は敷地面積が狭いため、蔵書数ではなく、思わず手に取りたくなる棚づくりで勝負されています。個性的な棚づくりをするためには、市職員や司書ら図書館業務に携わる人々の意識の変革が求められます。また、図書館を図書館としてだけの機能・空間に押し込むのではなく、人々が集まりたいと思えるスペースを作るといった大胆な意識が必要なのだと感じました。

建物や装飾といった物理的なものは予算をかければそれっぽいものができるでしょう。上述のとおり、施設は作って終わりではありません。市民の皆様がそこに何度も足を運び、一定の満足度を得ることに意味があります。

抽象的なことばかり申し上げましたが、「百聞は一見に如かず」という言葉のとおり、実際に空気感を味わっていただくことが最良です。だからこそ、少なくとも広島市職員に一度、この地を訪れてほしいと思います。

札幌市図書・情報館