【「祇園 こども食堂」開店 地域コミュニティの拠点としての可能性】広島市議会議員・むくぎ太一(椋木太一)
【「祇園 こども食堂」開店 地域コミュニティの拠点としての可能性】
「こども食堂」は全国各地にあります。
私の地元・広島市安佐南区の祇園地区で10月28日、「祇園 こども」が祇園カトリック教会信徒会館(清心幼稚園となり)に”開店”しました。
お手伝いを兼ねておいしいカレーを食べてきたのですが、「こども食堂」の地域コミュニティの拠点としての可能性を感じました。
「
こども食堂」が各地にでき始めた2010年代頃、「こども食堂」は子供たちに無料または低額で食事を提供する場といった、いわば、児童福祉
や貧困支援の側面が強調された形でメディアが取り上げていたと記憶しています。
確かに、「こども食堂」にはそうした性質があるでしょうが、そればかりではないと感じました。例えば、その場に集った幅広い世代と食事をともにすることで社会性を養う、地域住民が語らう場となる、子ども同士の横のつながりができるーーなどなどです。
これらに共通するのは、「こども食堂」が人と人とを結び、地域コミュニティの拠点的機能を果たしている点です。
人と人との結び付きは、食事に来た人たちだけではありません。「こども食堂」を運営するには、場所の確保にはじまり、事前準備、調理、配
膳、会場設営など、多くの人たちが関係します。
「こども食堂」は今や、子供だけでなく大人たちも守備範囲となっていると言えます。子供たちに食事を提供するという根源的な意義に加え、上記のような多様な効果こそ、「こども食堂」の可能性の大きさを示すものだと思うに至ったわけです。
「祇園 こども食堂」は11月25日(土)に”開店”予定です。地域の子供たちをはじめ、多くの方々を幸せできる場になればと願うばかりです。
「祇園 こども食堂」
「祇園こども食堂」の次回告知チラシ