【祇園死亡交通事故 現場改善「意見交換会」 信号機設置上申へ】広島市議会議員・むくぎ太一(椋木太一)
【祇園死亡交通事故 現場改善「意見交換会」 信号機設置上申へ】
昨年10月に広島市安佐南区祇園の長束八木線で横断中の高齢女性が車にはねられて死亡した事故に関し、現場の改善策などの「意見交換会」が1月17日、安佐南区役所で開かれ、区役所、安佐南署の関係者が出席し、事故後の対応策などの報告や信号機設置について協議しました。
現場は片側2車線で見通しの良い道路で、交差点に信号機はなく、中央分離帯に該当する箇所に横断者が待機する「島」を設けた形式の横断歩道となっています。
これまでの対策として、道路管理者である広島市は、①「島」の視認性を高める反射材の設置②「横断者注意」という道路表示を記載し、今後、①「横断者注意」の表示を上下線で計4か所増やす②横断者に車への注意を促すため横断歩道手前にシールを貼付することが示されました。
また、県警は対策として、①制限速度(40キロ)表示を新たに4か所架設②取り締まりの強化を挙げ、今後、横断歩道を示す標識の位置と規格の変更が示されました。
多くの方々の関心事は信号機の設置です。5年前にも高齢者が横断中に車にはねられて亡くなっており、信号機の設置に強い要望が出ていますからです。
結果、信号機設置について安佐南署管内の設置候補地として本部へ上申することになりました。新設箇所は県内での選別となりますので、引き続き、強く働きかけてまいります。
長束八木線は交通量の多い上に速度が出やすい主要道路です。大町や相田、緑井、はたまた、沼田方面からの乗り入れも多く、現場は安佐南区祇園ですが、沿線の方々も事故に絡む危険性は排除できません。そうしたことからも、ぜひ関心を持っていただきたいと思っています。
「横断者注意」の道路表示の予定箇所(黒囲み)
横断歩道の標識の新たな位置
新設した制限速度標識