たいちの徒然日記たいちの徒然日記

元新聞記者むくぎ太一が
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2024年05月03日(金)

【5月3日「憲法記念日」 最高法規を見つめ直す時だ】広島市議会議員・むくぎ太一(椋木太一)

【5月3日「憲法記念日」 最高法規を見つめ直す時だ】

わが国の最高法規である「日本国憲法」は1947年(昭和22年)5月3日、施行されました。

憲法を含む法律はその国のルールであり、規範や常識、道徳的価値観などが高度に集積したものと言え、作られた時代や環境などが色濃く反映されます。

日本国憲法は77年前に”誕生”したとも言い換えられますが、当時はインターネットやスマホはなく、生活様式や価値観が今とは大きく異なります。また、わが国の立ち位置、世界情勢も激変しています。つまり、現代において、日本国憲法の施行時に想定できなかった事態が多く存在し、対応しきれないのではないかということが懸念されています。

具体的には、対外的には、中国の覇権主義、北朝鮮との関係性、ロシアのウクライナ侵略など、内政的には、災害などへの緊急事態対応、参議院の合区解消など枚挙にいとまがありません。

これまで、特措法や法律の改正で対応してきています。これらはあくまで”対症療法”であって、根本的な措置にはなりません。

新型コロナウイルス感染症は、改めて、感染症が国家を揺るがしかねない問題となることを実感させてくれました。1秒を争う時、77年前の憲法ではいずれ追いつかなくなることを痛感させてくれたのです。

日本国憲法は国民を守る最高法規です。時代に対応できないものでは国民を守ることはできません。わが国の平和、国民の皆様の生命・身体、財産を守るため、一刻も早く、改憲議論を深め、時代に即したものにしていかなくてはならないのです。